GEWELとわたし(中川陽子)

NPO法人GEWELは2003年の設立以降、ダイバーシティ&インクルージョンを中心に、多くのひとに影響を与えてきました。GEWELと関わったことをきっかけに、新しい何かを起こしてきた「コトおこし」の例を紹介していきます。

File08:中川陽子(ナカガワヨウコ)

すき間食堂ごはん屋MOGU代表
関内イノベーションイニシアティブ㈱事業スタッフ

Q. あなたを掛け算で表現すると?
地域×社会実験×楽しい

子育てをしながら日々地域の方々と関わり合う中で、地域そのものにダイバーシティがあることに気づき、その中に素晴らしい価値を感じました。
と同時に、地域の課題にも気づかされることがあり、あったらいいなと思うコトを共感してくれた仲間たちと立ち上げてみたり、トライしてみる日々を過ごしています。特に毎週木曜日に取り組んでいる“中学生の孤食解消”食堂・ごはん屋MOGUでは多くの地域の方々に支えていただきながら楽しい時間を過ごし来店する子ども達からたくさんのパワーをもらっています。

Q. GEWELとの出会いは?
ママ友からつながるGEWEL

GEWELを繋げてくれたのは、現在理事を務める島谷美奈子さんからのご紹介で村松代表理事との出会いからでした。
当時、16年のサラリーマン生活の後、主人の海外赴任に家族帯同し3年過ごして帰国した直後で、いずれは社会復帰を果たしたいと子ども達が同じ保育園に通ったことからママ友としてつながりのあった島谷さんに相談していました。
最初は村松さん(GEWEL代表理事)のサポート的なことをさせていただきました。それまでの会社員時代とは違う視野を大きく広げる機会を多く作っていただき、様々な刺激を頂きました。

 

Q. 具体的な転機やその後に訪れた変化は?
ダイバーシティは地域そのもの。
ひらかれた食堂の立ち上げ

自己紹介でも書いた通り、自分にとってのダイバーシティは地域そのものでした。
特に子ども達の多様な個性や発想の豊かさに触れ、受験などを通して進路を決める多感な時期の子ども達にアプローチしたいと思いました。
その中で孤食解消という課題を掲げ、食堂を立ち上げました。
また、食堂を通じて見えてきた地域の課題などに関心が深まり、横浜という自分が住む町に視野が広がりました。そこで求めているのはもっと多様性を認めていける社会づくりに関わりたいと思い、現在まちづくりをしている会社に所属する流れとなりました

Q. 今どんなコトを起こしていますか?
食堂が『広場』となり、関係人口をひろげる

食堂では、子ども達に多くの大人や斜め上の大学生たちに会ってもらいたいと思っています。月に1回、aGOra(ギリシャ語で広場)という場を通じて、関係人口の豊かさを実現し、多様性を受け入れる環境づくりに取り組んでいます。

また、ソーシャルビジネスという視点で、想いのある、課題感を持つ方々がどんどん現れると街全体が多様性にあふれるのではないかと、起業支援やまちの課題解決に関わっています。

 

 

Q. これから起こしたいコトは?
 ふるさと金沢の賑わい創出

自分が生まれ育った金沢で、賑わいのある空間づくりに着手したいと思っています。
衰退する街・商店街を目の当たりにし、暮らしの豊かさや世代の多様性をしなやかに受け入れ、高齢化するかつてのご近所の方々と共に身の丈にあった風景を作っていけたらと思います。

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