中小企業の未来をつくるダイバーシティ経営

先日、愛知中小企業同友会・協働共生委員会で「中小企業の未来をつくるダイバーシティ経営」というテーマでお話しする機会をいただきました。 これまで以上に多くの反応をいただき、私自身も驚くほどでした。

ダイバーシティ推進というと、「大企業のためのもの」というイメージを持たれる方も少なくありません。

大企業は人が多い分、平均化された“同質性”が見えやすく、そこから“多様性”へ移行するイメージもつかみやすい。

一方で、中小企業は人数が少ないゆえ、一人ひとりの違いが自然と目に入りやすいものです。

そのため、中小企業の経営者の方からはよくこんな声を聞きます。

  • 「うちはもともと多様な人がいるから、改めて多様性と言われてもピンとこない」
  • 「少人数だから、一人ひとりに合わせたマネジメントをしている。これってダイバーシティ推進と同じでは?」

そこで今回は、あえて「中小企業の未来をつくるダイバーシティ経営」という切り口でお話ししました。

ダイバーシティ推進は、“多様な人の居場所づくり”ではなく、 多様な人が力を発揮し、組織全体の価値を高めるための経営戦略である。そして取り組まなければ生き残っていけない という視点をお伝えしたところ、非常に強い共感をいただけたのです。


経営者の皆さんに問いかけたこと

  • 「多様な人が揃っている」と思っていても、見えにくい違いを捉えきれていますか?
  • 本来の能力を発揮しきれていない社員はいませんか?
  • 会社の未来に必要なスキルに合わせた育成ができていますか?
  • “たまたま多様な人がいる”状態のままにせず、D&Iを正しく理解した上で推進したとき、得られる成果はどう変わるでしょうか。

中小企業の経営者の皆さんの感想

  • これまでダイバーシティ推進は差別化だと捉えていたが、経営戦略なんだということを初めて考えた。
  • AIの進化を感じる。だからこそこれからは人に着目し、見えない違いにも目を向けて相乗効果を発揮していくことが重要。
  • 経営に取り入れていかないと中小企業の未来はないということが刺さった。
  • 見えない違いを捉えるためには、まず聞かないといけない。

中小企業こそ、ダイバーシティ経営が未来を左右する

これから中小企業を取り巻く環境は、ますます変化のスピードを増していきます。 少人数だからこそ、一人ひとりの存在が経営に与える影響は大きい。 採用環境は厳しく、福利厚生や制度だけで大企業と競うのは難しいかもしれません。

しかし、状況は変わりつつあります。 大企業の中には新卒採用を縮小する企業も出てきており、DXやAIの進化で仕事のあり方も大きく変わっています。

そんな中、いち早くダイバーシティ経営を取り入れた中小企業は、これからますます魅力的な存在になっていくはずです。

 

中小企業の経営者の皆さんへ

今こそ、自社の未来をつくるために、ダイバーシティ経営を考えてみませんか。

“人が活躍できる組織”をつくることが、これからの中小企業の最大の競争力になります。