地方×ジェンダー課題 その1(北陸からの声)

11/30にGEWEL OPEN FORUM 2025 地方×ジェンダー課題と題したオンラインイベントを開催します。

イベントに先立って、様々な地域の方々が日頃感じておられるジェンダー課題をご紹介していきます。

今回は第一弾、北陸からの声です。

 

お名前:岡本 尚美さん(富山県社労士)

関わっている地域:北陸


1.あなたの周りのジェンダー課題はなんですか?

社労士という仕事柄、企業内における男女間の賃金格差、家事・育児の負担の偏りによる女性活躍推進の壁等が課題として感じています。

具体的な事例:

  • 都会に比べて子育て中のママたちが自分の仕事に誇りをもって語り合う時間や場がない(仕事は生活や日々の暮らしの手段として捉えてる生き方の方が浮かない。バリキャリ女子がまだまだ浮く存在)
  • もう少し夫に家事・育児に協力的になってほしいと思っている、そして夫自身もそのようにしたいと思っているが、同居、近距離同居の場合、妻にとっては義両親、夫にとっては両親の手前、家事・育児を頑張っている妻・嫁として振舞っている方が色々と平和な関係が保てる。(ので、夫は遠慮しているのが分かるし、だから妻としてもあまり強くは言いにくい)
  • 移住者や新事業分野創出・起業など目新しい分野などでの女性活躍は注目されたり、進めやすいが、元々根付いている県民、元々の産業における中小企業において従来からの脱却が難しい。

 

2.課題対策として行っていることがあれば教えてください。活動していてうれしいことや悩みがあれば教えてください。

企業支援を行っていますが、地域性において男女の性別役割分担意識の濃淡、世代間でのギャップと同居・近距離居住の関係性など社会的課題も多く企業だけでは解決できないと感じます。

人手不足のおかげで少しずつ意識が変わってきているので、今後は企業成長や経営効果をしっかり実感できるように、もっともっと一人一人がのびやかに能力が発揮できるよう個を支援する施策が充実して欲しいと思います。

 

3.どうなるといいと思いますか?(理想の未来)

純粋に「地方」が好きな若者・子どもが、「考え方・風習・価値観」や「就職での魅力度の低さ(企業・業種はもちろん、企業内での意欲につながる多様なタイプの少なさ)」で地方を出たい、地方に戻りたくないと思わないような未来。

 

具体的な声をお寄せいただきました、岡本さんありがとうございます。

 

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