GEWELとわたし(眞島かな子)

NPO法人GEWELは2003年の設立以降、ダイバーシティ&インクルージョンを中心に、多くのひとに影響を与えてきました。GEWELと関わったことをきっかけに、新しい何かを起こしてきた「コトおこし」の例を紹介していきます。

File15:眞島かな子(マシマカナコ)

NPO法人GEWEL正会員/銀行員

Q: あなたを掛け算で表現すると?
インクルージョン x きょういく x 枠のない社会

大学在学中から結婚前までの約10年、断続的に個別指導塾の講師をしていました。一般企業に就職し一時的に講師をしていなかった時期もありましたが、その現状に物足りなさを感じ、派遣社員として働きながら学習塾講師の仕事をするという道を選びました。
結婚後は主人の転職にともない福岡県に転居。13年ほど専業主婦をし、その間に二人の子どもを授かりました。穏やかな生活を送っていたのですが、子どもたちが小学校にあがったときに見た学校の光景が、自分の学生の頃や、学習塾時代生徒たちから聞いていた話と違うのではないかという違和感を抱きはじめました。転居先の東京の学校も自分が過ごしてきた学校生活とは違う二極化、排除化の進んでいた学校でした。
「だれひとり取り残さない」というSDGsの理念に反しているのではないか、ちっともバリアフリーではないよね、という強い思いが今の活動の原点となっています。

Q: GEWEL との出会い
ラッキーの連続

昨年の今ごろ、北九州在住時に所属していた英語サークルで知り合った綿瀬麻意子さんがライフシフターとして東京で講演されることを知り、専業主婦仲間だった彼女がどのように実業家へ転身していったのかを知りたくて、初めて講演会というものに参加させていただきました。同じ場に、当時ライフシフトジャパンの取締役だった小嶋さんと名刺交換をさせていただきました。
後日、職場から5分ほどしか離れていない場所で小嶋さんのイベントがあるということを聞き、飛び込みで参加させていただきました。そこでGEWELの存在を知り、セミナーに参加させていただいたことがダイバーシティ&インクルージョンを言葉でしか聞いたことのない私にとって非常に大きな出来事でした。
ふりかえってみると、GEWELとの出会いからまだ1年しか経っていないのですが、このようなラッキーの連続が今につながっています。

Q. 具体的な転機やその後に訪れた変化は?
内省と参加

実は現在も、本業は某メガバンクで外為事務をしているのですが、ライフシフトジャパンの講演を見に行く前は、職場と家をただ往復するだけの毎日で、モヤモヤしながらもそうすることが当たり前だと考えるようにしていました。
講演で二人のライフシフターの話を聞き感じたのは、自分自身を内面から充実させるようにしたら心に余裕が生まれモヤモヤがなくなるのでは?ということでした。
まずはじめたのは、自分自身を内省すること。
やりたいこと、やらなければならないこと、できること、できないことを紙に書き出し、可視化することで自分は何者かということを再考してみました。
それと並行して始めたことは、とにかく気になったセミナーは時間の許す限り参加するということ。
恥ずかしながら、GEWELではじめてSDGsという言葉を耳にし、「だれひとり取り残さない」というキャッチーなフレーズに心奪われた私は、まずSDGsに関連するワークショップやセミナーに参加しました。
時間がたつにつれて、SDGsの中心にあるのは教育ではないかと考えるようになり、今は徐々に教育系のセミナー参加率が高くなっています。
セミナー参加の利点は、さまざまな背景・年齢の方々と交流できることです。どのセミナーもとても刺激になり、最終的には何らかの形でつながりを感じるので、無駄だと思うことが一切ありません。
最近の驚きは、現役の中高生が大人に混じって自分の意見をしっかりと発信する姿。将来のことをこんなにしっかりと考えている若者がいるということが頼もしく、自分もしっかりしなければと思いました。

Q. 今どんなコトを起こしていますか?
インプット+アウトプット&共有

この1年間はほぼインプットの時間にあてていましたが、教育関連のワークショップに参加する機会が増えたことにより、徐々に、今の教育、これからのきょういくについて、自分の思いを発言する場が増えてきました。
2030年に向けて、学校教育においては対子供、対保護者、対先生に対してサポートできることはないか、社会人向けとしては大人の学びなおしの場や、さまざまな年齢層を対象にできることは何か、などを仲間と話し合い、ネクストアクションにつなげていこうと少しずつ動いています。
個人の活動としては、8月末にNWECで「誰も取り残さないインクルーシブ教育を考えよう」というタイトルでワークショップを開催する予定です。

Q. これから起こしたいコトは?
根拠のない直感を信じて、ちいさな共創をたくさんおこす

これからの社会はAIとの共創時代に入ります。
必ずしも、いい学校を出ていい会社に就職することが幸せにつながるとは言い切れない時代になってきたのです。だからこそ、人間にしかできないものを創出する力がこれからは必要ではないかと考えています。
そこで、多様な人を巻き込んで教科学習だけでないさまざまな学びの場をしかけ、「教育」というより「共育」を意識したものをどんどん共創していきたいと考えています。教育分野に限らず、他分野においてもチャンスさえあれば何でもチャレンジしていければと思います。チャレンジの積み重ねをし、確信が持てたところで本業は徐々にフェードアウトさせていく、というのが私の理想像です。
多用な人、というのはシニア層や主婦層、引きこもり層なども含みます。
彼らの中には、能力の高い人がたくさんいるのに、それが活かせていない、外に発信したくてもできていないという現実も多くみうけられます。そのような人たちを発掘して表舞台に出していくお手伝いもしていきたいと思います。
私はいま、教育関連の活動とは別に、もう一つ大きな動きとして、紙バンドクラフトの制作を再開しました。
専業主婦時代に、不器用な私が何の根拠もなくバッグを制作し知人に販売していたのですが、技術を独り占めしてしまったため長くは続きませんでした。今回はその時の反省を踏まえ、共創できる体制にもっていける日がくればいいなと思いつつ、細く長く続けていけたらいいな、と思います。

#インクルージョン #ダイバーシティ  #GEWELとわたし

GEWELとわたし(眞島かな子)」への2件のフィードバック

  1. 綿瀬麻意子 のコメント:

    かな子さんのお話にでてきた綿瀬と申します。
    読んでいて、彼女が私の登壇したライフシフトを見にに来てくれた時の事を思い出しました。
    かな子さんは、私も何かを始めたいけどそれが沢山ありすぎてどこにしぼったらよいかがわからず悩んでる… そのような内容の話をしていました。
    そんなかな子さんが、GEWELとの出会いによってどんどん方向性が見え、輝きが増している様子を遠く離れた九州から近況を知るたびに驚きと共にとても嬉しく感じています。
    これからますますその輝きは大きなものになって
    くるのだろうなと思います。
    また東京で会える時がとてと楽しみです。

  2. 眞島かな子 のコメント:

    まいこさん、ありがとうございます。
    何かを始めたいけどそれがたくさんありすぎて、、、という話を投げかけたときも、実は同じライフシフトの年末のイベントで再開したときの帰り道だったと記憶しています。
    覚えていないかもしれませんが、その時に少しだけ学校の話をさせていただいたときに、それ、いいんじゃないの?て言ってくれたのが今の私の活動に少なからずつながってきているのではないかと思います。
    まだまだ始まったばかりでこれから発信していくという段階ではありますが、起業家として活躍しているまいこさんを斜め下から見つめながら、自分の道を突き進んでいこうと思います。
    東京で会うのももちろん楽しみですが、ゆくゆくはいろいろなところにお邪魔したいという目標もあるので、北九州でもお会いできる日がくるように日々精進してまいりたいと思います。

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