GEWELとわたし(宮本園え)

NPO法人GEWELは2003年の設立以降、ダイバーシティ&インクルージョンを中心に、多くのひとに影響を与えてきました。GEWELと関わったことをきっかけに、新しい何かを起こしてきた「コトおこし」の例を紹介していきます。

File07:宮本園え

マインドシフトライフ株式会社代表取締役

Q. あなたを掛け算で表現すると?
人×コト×楽脳×スペース×マインド・シフト

茨城県生まれ。つくば市在住。社会人スタートは教員でした。その後も会社の人事で採用や社員教育など、人と関わることに長く携わっています。
そして、年を重ねるにつれ、モノよりもコト、特に楽しいコトに価値を感じるようになってきました。脳は、楽しい時の方が、その能力を発揮すると言われています。もともと私は、辛いこと・悲しいことを、いつまでも覚えていられない才能に長けていると自負しています。そんな楽脳視点で、マインドをシフトすることを、日々実践しています。

Q. GEWELとの出会いは?
Ethics (企業倫理)の担当となったこと

代表の村松さんと、前職が同じ会社で,  茨城のサイトでEthics (企業倫理)の担当でした。
当時、ETHICS MGRの村松さんとご一緒させていただくことが多く、退職後村松さんがGEWEL代表になり、お声がけいただいたことがきっかけです。茨城の田舎暮らしをしていると、そういった口コミでのご紹介がないと、なかなか出会えなかったと感じています。

Q. 具体的な転機やその後に訪れた変化は?
GEWELの活動を通じキャリアを模索する女性たちに出会い、会社設立

私は前職で、人事部におり、採用、社員教育、企業倫理教育などに携わっていました。
その後、企業の中からではなく、外から、人を支援することがしたいと感じて、2009年に独立して、個人事業主として企業研修・個人向けコーチングなどをおこなっていました。

そんな時、GEWELの活動をお手伝いする機会をいただき女性の先輩方のご活躍の様子を間近で拝見し、また、若い世代でも、キャリアについて模索している人たちなどが集い、意識の高い会話が交わされるのを見て、とても刺激を受けました。企業人としての経験年数はありましたが、自分は、なんと、何も考えずに過ごしてきた時間が多かったことか!と反省もしました。

そして、今年2月に、法人化に踏み切りました。それは、自分なりの覚悟です。今までも、もちろん一生懸命やってきたつもりですが、私の中で法人にする、ということは、ある意味、とても大きな覚悟でした。そして何より、50代になってからでも遅くはない!と思わせてくれたのは、GEWELに関わらせていただいたことが大きいと感じています。

Q. 今どんなコトを起こしていますか?
思いを実現する場の提供

オフィスをレンタルスペースとして、シェアすることを始めました。

2018年8月に、つくば市内のテナントの1室を借りました。自分のオフィス兼セミナールームとすることが目的です。でも、いざ、準備を進めてみたら、思いの外、素敵なスペースに仕上がりました。(笑)これまで、私が、あちこちのセミナールームや研修室をお借りしながら講座を開催してきた中で、「こんなのがあったらいいのに」とか、「こうなっていたらいいのに」という、あれこれを、思い切り詰め込んだ小さいお部屋です。そこを、レンタルスペースとして、貸し出すことを始めました。

すると、過去の私のような、女性起業家のみなさんに、とても気に入っていただけて、まだオープン2ヶ月ですが、定期ユーザーさんが増えてきて、中には、この場所がいい!と気に入って、他を解約して、こちらにいてくださる方もいらっしゃいます。

私が、何らかの成功例を示すことができれば、そんな起業したての女性たちの励みにもなれると信じています。

 

Q. これから起こしたいコトは?
 つくば発信!D&Iから生まれるアイデア

このレンタルスペースを、意識レベルの高い人たちのコミュニテイにしたいと思っています。部屋には、スマートロックを設置したので、登録した人は、無人でも部屋の解錠ができます。利用時間も朝の7時から22時までを、貸切で、3時間枠ごとにお使いいただくようにしました。そのおかげで、いろいろな業種、性別、年齢問わず、この場所でなにかしらの会議だったり、ワークショップが開催したりされるわけです。そんなメンバーさんとの接点を持つような場を作って、それぞれのビジネスが発展するようなコミュニテイを作りたいと思っています。世の中には、いろいろな異業種交流会がありますが、この場に集う人たちの、発展的なコミュニテイです。共通点は、この場所を気に入って使ってくださっているということ。

ここは、いわゆる、よくある貸し会議室よりも、設備を充実させました。一見さんはお受けせず、定期的に使ってくださる方をメンバー登録させていただいているので、少なくとも、気に入って定期的にご利用いただくことになっています。

そして、単なる異業種交流会ではなく、世代・性別・業種の違う人たちが、それぞれ刺激しあって、新しい化学変化を起こす。それを、つくば発信ですることができたらいいなぁと、思っています。
これからの時代、大抵のことは、AIに変わっていくでしょう。人と人との関わり方も、大きく変わりつつあります。だからこそ、オフラインでのコミュニテイは、強くなっていくような気もするのです。

そんなことの一助になりたいと思っています。

 

調査報告会 「リーダーシップの性差とジェンダー・バイアス調査から見えてきたこと」

NPO法人GEWEL/一般社団法人経営倫理実践研究センター 共同主催
調査研究中間報告会

「リーダーシップの性差とジェンダー・バイアス調査から見えてきたこと」

女性活躍推進のひとつの象徴である管理職登用において、日本は先進諸国中で大きな後れをとっています。

その背景にはどんな要因があるのでしょうか?

実際のところ、リーダーシップに性差はあるのでしょうか。

リーダーシップの性差に、ジェンダー・バイアスは関係しているのでしょうか。

また、企業で行う女性活躍推進施策にはどのような効果があるのでしょうか。

こうした実態やその背景を明らかにするため、文部科学省の科学研究費を得て、2017年度から4年間かけて行われている調査研究があります(研究者代表;淑徳大学教授・野村浩子)。
2018年の夏に実施した定量調査では、上場企業25社2500名を超える方々にご協力をいただき、興味深い分析結果が得られました。

 

このたび、ここまでの研究成果の中間報告会を開催します。

■分析結果の報告内容
◇組織リーダーは、望ましさの程度が似ている男性向きで、女性はふさわしくないというジェンダー・バイアスがある
◇女性のほうが、各階層ともジェンダー・バイアスが強い
◇リーダー意欲に男女差はない。昇進希望役職の高低によって差が開く
◇リーダーシップ・スタイルは、どの階層でも男女差はない
◇計画的に女性管理職育成を行う企業ほど、ジェンダー・バイアスが低い

結果の報告後は、参加者の皆さんとのディスカッションも予定しています。
どうぞお気軽にご参加ください。
日 時:2018年12月5日(水)10:00ー12:00
会 場:BERC会議室 東京都港区赤坂1-1-12明産溜池ビル8階
定 員:50名(先着順ですが、会員を優先させていただきます)
参加費:無料
申込み:こちらから(http://www.berc.gr.jp/modules/event/event.php?eid=24)
(共同主催のBERCさまページにリンクします)

 

■報告者:淑徳大学教授・野村浩子先生、目白大学客員研究員・川崎昌先生

【報告者プロフィール】
野村浩子(ジャーナリスト・淑徳大学教授)
62年生まれ。お茶の水女子大学文教育学部卒業後、就職情報会社ユー・ピー・ユーを経て、日経ホーム出版社(現日経BP社)発行のビジネスマン向け月刊誌「日経アントロポス」の創刊チームに加わる。働く女性向け月刊誌、日経WOMAN編集長、日本初の女性リーダー向け雑誌「日経EW」編集長、日本経済新聞社・編集委員などを経て、2014年4月から、現職。財務省・財政投融資審議会、文部科学省・日本ユネスコ国内委員会など政府・自治体の各種委員会委員も務める。著書に「女性に伝えたい 未来が変わる働き方」(KADOKAWA刊)、「定年が見えてきた女性たちへ」(WAVE出版社)、「働く女性の24時間」(日本経済新聞社刊)

川崎 昌(リサーチャー・目白大学客員研究員)
大学卒業後、市場調査会社勤務を経て、EAPサービスを提供するプロバイダーで、相談室カウンセラー・組織人事コンサルタントとして勤務後に独立。企業の組織開発・人材開発の業務に携わりながら、社会人大学院生として質問紙調査・実験に基づく解析と設計をテーマとした研究に取り組み、博士(経営学)の学位を取得。現在、目白大学経営学部経営学科 客員研究員、株式会社シード・プランニング 客員研究員、組織人事コンサルタントとして活動中。
http://researchmap.jp/sho-kawasaki/

 

自分も周りも健康に自分らしくくらせるキャリア形成とは レポート

賛助会員 眞島かな子

2018年11月5日、GEWEL D&I交流会「自分も周りも健康に自分らしくくらせるキャリア形成とは」が開催されました。

スピーカーはGEWEL正会員の宮田祐子さんです。

冒頭、各自、「どれくらい自分が健康と思うか」を挙手であらわし、その理由をテーブルごとに自己紹介を兼ねてシェアしました。また、「well-being=けんこう」という観点から、「けんこう」とは、「こころ」「からだ」「社会≒人間関係」の三者がうまく絡み合うことで高水準を維持でき、何か一つでもかけてしまうと、全体的にバランスが崩れてしまうという説明を受けました。

 

次に、実際に、ウェルネス度チェックというシートを使ってセルフチェックを行い、その中で特に気になった項目をテーブルごとに話し合いました。

ここで、一旦、視点を個人から組織・社会へと移していきます。

健全な組織・社会を築き上げるためには、「健康で、長く働く」ということが重要となり、D&IとWell-beingとの関係性につながっていくという説明がありました。

 

次に、ストレスについて考えていきます。

ストレスの個人的要素として大きく3つのストレス反応としてあらわれます。自分が抱えがちなストレスを、ストレス気質チェックリストや情緒的支援認知チェックリストでセルフチェックし、特性のある気質を持っている人向けの対処法やセルフケアメッセージをいただきました。

 

最後の30分は、交流の場ということで、前半おこなったウェルネス度チェックの中からアンケートの結果、特に関心度の高かったものをピックアップして、項目ごとに集まり、途中シャッフルしながら意見交換をしました。

私自身は、ロースコアだった「社会」について意見交換をしました。今までの私は「社会」問題をメディアで広く浅く取り上げていただけ、という受け身の状態だけでしたが、意見交換をしていくうちに自分から積極的に地域社会とかかわるということも必要だということに気づかされました。

「健康」という言葉の定義と重要性を再確認することができた、非常に有意義な時間でした。

GEWELとわたし(島谷美奈子)

NPO法人GEWELは2003年の設立以降、ダイバーシティ&インクルージョンを中心に、多くのひとに影響を与えてきました。GEWELと関わったことをきっかけに、新しい何かを起こしてきた「コトおこし」の例を紹介していきます。

File06:島谷美奈子

GEWEL理事/キャリアカウンセラー

Q. あなたを掛け算で表現すると?
ジェンダー×キャリア×多世代

まずは、「ジェンダー」についてお話しします。保守的な家庭で育った私が、自我に目覚めたのは10歳の頃です。病気で入院した父に「自分たちに何かあったら、姉弟で助け合って生きていきなさい」と声をかけられました。家事育児にノータッチで、ほぼ話をしたことがない父から話しかけられたことに喜んだのも一瞬でした。その後、こう言われたのです。
「弟は男だから大学に行かせなくてはいけない。お前は女だから働いて弟を助けなさい」と。
衝撃を受けました。男女で待遇は違う。そして、親に何かあったら、私の人生は何も起こることがなく終わってしまう。その前に行動を起こさなくてはと考えたのです。
地元を出て、東京の大学へ進学する8年計画を立てたのはその時です。女の子だから、というだけで、待遇に違いがあるのは発展途上国だけの出来事ではなく、現実的な課題だと感じています。

次に「キャリア」。前述のような気持ちの一方で、早く社会人になって働きたいという気持ちもありました。母方の祖父が事業家で、65歳で創業した会社が軌道に乗り始め、私の父や叔父らも入社し、親戚が集まると今後の事業について語っている場面をよく見ていました。毎朝、冷水摩擦をして体を鍛え、背中をぴんと張った姿で出勤する祖父の姿はカッコよいものでした。ベンチャー企業や新規事業のワクワク感が好きなのは祖父の影響です。

けれども、祖父と同じテーブルについているのは男性のみ。女性子供は別でした。私は「どうしたら同じテーブルについて話ができるのだろうか」といつも考えていました。そうして、働いて経験を積めば話ができるようになるのだろう、と考えついたのです。キャリアカウンセラーになった背景には「働く」ことへの関心の高さがあったのかもしれません。

最後に「多世代」についてです。キャリアカウンセラーとして若者のキャリア支援をする中で、内定辞退の陰に親の影響が強いことに気づきました。何名かの保護者から、このような声を聞きました。「私だってかつてはやりがいのある仕事をしていた。それを育児で中断したのよ!」
若者のキャリア支援には、親世代のキャリア支援も必要なのです。

現在は女性のキャリア支援をメインに行っています。ブランクがある方の再就職支援では、自分たちの挑戦が子供たちの就職へ良い影響を与えると伝えています。また、働き続けることが当然だといわれてきた周囲の男性たちへも、「一度やめても、何度でもチャレンジできる」と伝えることができます。
性別・年代を繋ぐ役割として、さらにキャリア支援を深めていきたいと考えています。

 

Q. GEWELとの出会いは?
 理事との出会い。点がつながり、理事に

GEWELを知ったのは、代表の村松さんと出会ったことがきっかけでした。人事コンサルタントの鈴木孝枝さんが主催するワークショップで同じグループとなり、これから実現したいことを語り合いました。その後、SNSでつながって情報交流する中で、ある企業の職場環境改善プロジェクトに違う立場で関わっていることがわかったのです。プロジェクトが終了後にご連絡させていただき、改めてGEWELの活動を知りました。

オープンフォーラムに参加し、企業と個人、会社員とフリーランス・起業家、学生からシニアまで、と多様な方が集まる場であることを知りました。さらに知見を増やすために、セミナーや交流会に定期的に参加し、3年前から正会員として研修事業にも関わっています。2018年3月からは理事の一人として活動をしています。

Q. 具体的な転機やその後に訪れた変化は?
 視座の高まり。境界線を超えた活動へ

GEWELとの出会いで変わったことは、視野が広がり視座が高まったことです。
年代や立場が多様な方々と出会いにより多様な価値観をうけいれられるようになりましたし、研修事業にチームで参画することで経験値を増やすこともできました。

それまでは、「ワーキングマザー」「30代40代女性」「キャリア」に関連する方との交流が主でしたが、良い意味で枠を崩し、新たな風を入れることができたのです。

昨年、あるダイバーシティセミナーで「ダイバーシティを推進する立場の方が、同じようなカテゴリーの方とばかり付き合っていたとしたらどうでしょうか?」と投げかけを受けてハッとさせられました。まさに、数年前までの自分はそうでしたし、見える範囲のことばかり見ていたことに気づかされました。

現在は、多角的な視点や多様な立場から物事を考えるようにしています。

 

Q. 今どんなコトを起こしていますか?
GEWELを通して実現した私の経験をつなぎたい

GEWELの理事としてD&I普及啓発交流会を担当しています。
交流会の特徴は、GEWELの会員の方から企画を募り、運営をGEWELがサポートしている点です。

どうしてやりたいのか?なぜGEWELなのか?何を伝えたいのか?を打合せを通してお聞きし、想いを言語化することを通してアクションを進めています。さらに、企画者以外の会員の方に、当日の受付やレポート作成をお願いしています。そうして、関わった会員の方が次の企画をご提案いただくこともあり、ゆるやかな流れができてきたと感じています。

これまでに「多様な働き方」「強み分析」「健康」「スポーツ」「地方」「海外のD&I事例」等、多様なテーマのご提案をいただいています。

私自身も、理事になる前は会員として運営サポートやレポート作成を通して、多様な経験を積ませてもらいました。D&Iに関する活動を「やりたい」と思った会員の方が、経験を積める場にしたいと思います。

Q. これから起こしたいコトは?
 多世代を繋ぐキャリア支援

キャリアカウセラーとして、多世代や異なる性別を繋ぎ、それぞれがHAPPYになるような“世代間を循環するキャリア支援”をしていきたいと思っています。
キャリア支援の場では、「若者を支援したい」「障害者を支援したい」「女性を支援したい」等と、自分が関わる対象者への支援に熱が入りあまりに、かえって周りが見えなくなることがあると感じています。働きたい誰もが、自分らしく働くために、支援する側も協力できるように、私自身が多方面に関わりたいと思っています。
最近では、育休復帰を目指す女性向けセミナー、男性管理職と女性部下が一緒に参加するワークショップ、60歳からの働き方セミナー等、多世代にわたるセミナーのご依頼をいただくようになりました。
これから団塊ジュニア世代が50代となり、働き方や生き方を見直す方が増えるでしょう。ミドル世代の男女の支援にも関わりと考えています。

親になったから子供のサポートに回る、まだ若手だから経験を積むまで待つ、●歳だからもうキャリアチェンジは難しい、等とストレオタイプに考えるのではなく、やりたいと思ったら、何かしら行動を起こしてみたらいいのではないでしょうか。
それらを起こすために、まずはGEWELのイベントや交流会へ参加していただきたいと思います。

自分自身をプロデュース

個人的には、セルフプロデュースに興味があります。これから50代60代と年齢を重ねていくと考えた時に、私自身もやりたいことにチャレンジしたい、新たな行動を起こしたいと考えるようになりました。今は、フリーのキャリアカウンセラーとして色々な仕事場に行くというワークスタイルですが、「ここに行けば会える場」や「ここで発信している場」等、場所を作れないかと考えています。

例えば、エグゼクティブの方向けの会員制ラウンジです。
学生時代にバーレストランでアルバイトをしていたことがあります。お客様の多くはエグゼクティブで、その時間そのものが人生の財産となっています。また会社員時代、役員や管理職から「率直なところ、どう思う?」と企画や人事施策について意見を求められることがよくありました。今でいうディスカッションパートナーだったのかもしれません。その頃から、傾聴力と洞察力は持ち合わせていたと思います。本音をストレートに代弁することができたのです。

また、日替わりでサロンやカフェのオーナー、ラジオのパーソナリティのような役割もやってみたいですね。また、キャリアチェンジや再就職を目指す方向けの講座では、地方へも行きたいと持っています。これまで女性向けの再就職支援に関わっていましたが、これからは男性も対象となるでしょう。

それから、アジアとの接点も持ちたいと考えています。学生時代に地理学を専攻し特にアジアに関心がありました。20代では毎年アジアに出かけ、濃い顔立ちのせいかどこへ行ってもしっくり馴染んで現地の方との交流も深めることができました。バリ島は4回訪問し、日本で楽器(ガムラン)を習っていたこともあります。これから日本以外に、第二の拠点をつくってもよいのかもしれません。

ふたりゴト(October)

ふたりゴト(October)

Miyoko Kojima Yuta Hasumi

M「さぁ今日はイクボス企業同盟!」

Y「LGBTの理解と制度・取組みに関する分科会。ファシリテーターを頑張りましょう!」

 

M「家族のかたちのひとつとしてLGBTをイクボス企業同盟で取り上げられるのは嬉しいね」

Y「多くの企業でもLGBTの従業員やお客様への取り組みがはじまっていますよね!」

M「はすみんは企業のダイバーシティ推進者のとき、どうして積極的に取り組んだの?」

続きを読む

GEWELとわたし(碇明生)

NPO法人GEWELは2003年の設立以降、ダイバーシティ&インクルージョンを中心に、多くのひとに影響を与えてきました。GEWELと関わったことをきっかけに、新しい何かを起こしてきた「コトおこし」の例を紹介していきます。

File05:碇明生

 

GEWEL正会員/アンカレッジ・キャリア・コンサルティング代表/一般社団法人日本産業カウンセリング学会常任理事/国家資格キャリアコンサルタント試験分野別専門委員/アースデイ湘南実行委員

Q. あなたを掛け算で表現すると?
D&I×キャリア × コミュニケーション × ボランティア × 湘南ライフ

1950年東京生まれ、神奈川県茅ケ崎市在住、プラントエンジニアリング企業、バーコードプリンターメーカーなどで長年人事部門に従事し、還暦を迎えて独立しました。
現在は主として企業におけるD&I教育、キャリア開発、管理職のコミュニケーション研修などを行っていますが、どの仕事もD&Iの本質である「一人ひとりの違いを認め、それぞれの個性を活かす」ことが根本にあると考えています。

 

人生100年時代の後半を楽しむことも大切にしており、ボランティアとして、福島原発事故で未だに故郷に帰れないご家族を招待して、1000人の支援者とともにフラを踊る「江の島フラ・パラダイス」の実行委員を毎年務めています。今や家族のように親しくなった福島の皆さんとの交流は、一方的な支援ではなく、お互いが力を合わせ、心を通わせる、素晴らしい触れ合いの場となっています。

サザンオールスターズのファンであるため、ついに引っ越してきた桑田佳祐さんの故郷、湘南茅ケ崎では、桑田さんゆかりの方々やサザンファンとのつながりも増え、湘南らしくフラやウクレレ、SAPなどにもこの年になって手を染めており、湘南ライフを心から満喫しています。

Q. GEWELとの出会いは?
 女性部下からの紹介

2006年。部下の女性課長を介し、GEWELと出会う

バーコードプリンターメーカー、サトーの人事部長だった2006年に、部下の女性課長が目を輝かせて「素晴らしい組織を見つけました」と報告してきたのが、GEWELとの出会いでした。
さっそく当時の堀井紀壬子代表にお願いして、社内の女性社員を対象とした「セルフwエスティーム・ワークショップ」を開催しました。事前に対象者の希望を聞き、開催日時は休日土曜日の昼間とし、託児コーナーも併設しました。内容は「自分をあるがままに受け入れる」という奥深いものでありながら、体感を通した理解しやすいものであり、参加者には大好評でした。

 

Q. 具体的な転機やその後に訪れた変化は?
 ×企業内でのD&I推進。そしてGEWELのメンバーへ

サトーの人事部長をしていた時にGEWELと出会ったことは、同社におけるD&I推進に大きな影響があり、私自身も企業の中でD&Iを推進することの難しさを感じつつも、多くの学びを得ることができました。
GEWELの支援を受けながら2007年には、次世代法認定マーク「くるみん」を法施行直後に取得し、更に均等・両立推進企業表彰の東京労働局長優良賞を受賞することも出来、同社は女性活躍推進における先進企業と言われるまでになりました。
私個人としては、独立後しばらくGEWELと遠ざかっていましたが、異業種交流会を通じた長いお付き合いの先輩がGEWELの理事をされていたことから、GEWELへの参画のお声掛けをいただき、喜んでメンバーに加えていただきました。GEWELにおいては、D&Iを企業に浸透させるには、女性社員だけを対象にするのではなく、現場の長である管理職を変えていかなくてはならないという視点から、研修事業に取り組んできました。

 

Q. 今どんなコトを起こしていますか?
D&I推進とコミュニケーション能力の向上

現在も企業の管理職を対象としたD&I研修を行うことが多いのですが、理念あるいは会社の方針としてD&Iの意義は理解しても、実際に職場でD&Iを推進していくには、部下一人ひとりに対する個別のマネジメントを行う必要があります。そのためには管理職が部下と向き合うコミュニケーション能力を身につけなくてはならないのですが、指示命令型の管理手法に慣れた人たちにはなかなか難しいものがあります。ここが私自身の現在の問題意識となっており、コーチングやカウンセリングの発想を取り入れた、部下自身の個性を引き出す管理職のコミュニケーション能力を高める研修を実施しています。

また、複数の企業の女性管理職候補者を対象とした異業種リーダーシップ塾にファシリテータとして参画しています。今年は10社から60人を超える受講者が集まり、インクルーシブ・リーダーシップといった切り口からも議論を深めていきます。その他に、いくつかの大学でも毎年キャリア開発論の講義を行っていますが、その中でD&Iに触れ、社会に出る前からD&Iという概念を知ってもらうように努めています。

 

Q. これから起こしたいコトは?
 自分自身がD&Iを体現する存在であり続けたい 

現在67歳であり、人生100年時代も既に2/3を過ぎてしまいましたので、あと30年をどう生きるか、その中でD&Iという大切な考え方、価値観を自分自身がどう体現していくかを考えていきたいと思っています。具体的には自分自身が年齢や性別と言った属性にとらわれない自分なりの生き方を実践していくこと、周囲の人たちに対しても属性にとらわれないユニークな個々の存在として接していくことが基本だと思います。

そして、そうした生き方をビジネスやボランティア、趣味の仲間、地域社会など様々な場で実践し、情報として発信していくことができたらいいなと思っています。

 

国際舞台でも通じるスキル・自信を持って話そう! レポート

大学生インターン 藤田麻瑚

9月1日、NWECにてGEWELで「国際舞台でも通じるスキル・自信を持って話そう!」というテーマでワークショップを開きました。
会員の竹田綾夏さんが講師となり、人前で自信を持って話す方法を基本から教えて頂きました。その後、1時間ほどワールドカフェを行い、人前で話す際の悩みを共有し、解決方法を参加者全員で話し合いました。
発声方法や姿勢などの自信を持って話すためのスキルや心の持ち方や緊張をほぐすためのエクササイズを知りました。また、女性が人前に立って自信を持って話せないのは、女性として生きていく中で受けてきた偏見原因の一つであるという話も出ました。参加者全員で悩みを共有することで、今まで持っていた悩みが自分だけのものではないことを知ることができ、安心しました。お互いが経験を共有することで学ぶことも多くあり、皆が成長できる交流の場となったと思います。

 

 

ふたりゴト(September)

ふたりごゴト(September)

Miyoko Kojima Yuta Hasumi

 

M「あ~、あれ、なんて言うんだっけ?ほら、あれ。あ~~わたし、物忘れが・・・」

Y「あれ、あれって(笑)物忘れってばもう~何歳ですか!」

M「本人に言わずにほかのひとに話しちゃうこと、なんだっけ。」

Y「アウティング?」

M「そう!」

続きを読む

スパイスの魔法とインドカレー作り レポート

理事 蒲生智会

8月19日に「親子で学ぶ。スパイスの魔法とインドカレー作り」が開催されました。

講師はアーユルヴェーダビューティーアドバイザーであり、準ミスワールド2017でもある篠田るみさん。

インド人を母に持つ篠田さんから、インド文化について聞くことからスタートしました。

人口13億人、使われている言語は22を数え、インド紙幣には15言語が印刷されているという、まさに多様な民族・言語・宗教によって構成されており、インドというと私たちがイメージするターバンをつけている人は実は少数派で、なんと100人に2人だそうです。インドへの先入観が払拭され、多様性を意識できる導入でした。

スパイスについてのお話はシナモン、カルダモンやクローブなど、いくつかのスパイスを手にとり、香りを嗅いだり割って種を出したりしながらスパイスの効用について学びました。

スパイスというとカレーのイメージが強いですが、インドではデザートに使ったり、体調を整えたり病気の治療に使われる薬の役割もあると知ってスパイスの奥深さを知りました。

暑い夏を乗り切るための涼しくなるヨガレッスン体験では、呼吸に合わせて涼しくなるポーズを学びます。インドの暑季は40度を超え、灼熱の熱さ。乗り切る知恵として身体に籠った熱を取る呼吸法とヨガポーズは今年の日本の猛烈な熱さにもすぐに使えそうです。暑さをしのぐ方法も国によって違いますね。

 

ここからはキッチン付きの調理室に移動して料理教室が始まります。大人は2グループでそれぞれチキンカレーの調理、子どもたちはクミンバターライスとデザート作り。スパイスの役割は全部で3つ。香りづけ、辛み付け、色付けを調理の工程に応じて使い分けていきます。

スパイスをフライパンで香りが出るまでローストし、さらにそれをミルでパウダーにしていくと部屋中いっぱいにスパイスの良い香りがして口々に「良い香り」「美味しそうー」と声があがりました。日本で一般的に作るカレーとは作り方も工程も異なっており、カレーに対するイメージが変わりました。

最後に待望の試食タイムです。最後に加えるガラムマサラで辛みを強くしたカレーとの二種類を全員でいただきました。チキンも柔らかく仕上がっていて、スパイスとトマトの酸味も夏にぴったりの美味しさ。同じカレーでも辛さを調節でき、辛い方を選ぶ子ども、辛くない方を選ぶ大人も自由に選べました。

子どもたちの作ったフルーツヨーグルトもカルダモンが入っていて、ほのかなスパイスの香りがとても心地よく、意外な組み合わせでも大人も子どももおかわりするほど楽しみました。

 

インド文化を知り、ヨガを体験し、スパイスを使った料理をする。五感を刺激することでいっそう異国を知ることが出来て、食と文化の多様性を学びました。