ダイバーシティー & インクルージョンの推進活動と、 それを実践するリーダーの育成を通して、 組織、社会に貢献します。
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D&Iの実践例

D&Iダイナミックを実現しているWomen's Summit Tokyo 幹事会企画会議

Women’s Summit Tokyo(以下、WST)注)という異業種交流の企画、実施、運営を複数の幹事企業の担当者が行っています。この会議では、参加者全員が所属する企業の壁を越えて、WSTの目的(企業で働く女性が活き活きとしなやかに働き続け、ビジネス成功のキーとなる役割をより担っていく一助となる機会を作る)にむかって、毎回どんなテーマで企画したらいいか、イベント実施まで約1年かけて健全な議論を戦わせています。

注)【WSTとは】
日本ヒューレット・パッカード株式会社(略称:日本HP)のD&I担当責任者の川合さんが2007年に始めたものです。 
日本HP社の女性社員だけでなく、ほかの企業にも参加を呼びかけ、費用を含め企画、運営、実施はすべて日本HP社が行いました。結果は非常に好評で、WSTを継続させるには、複数の幹事企業が企画し、参加費をとった異業種交流の場にするという合意のもとに、2008年はNTTデータ、2009年は日立製作所が主幹事となり開催しました。幹事企業はこの間に、変更もあり、2011年はアサヒビールが主幹事企業を引き受けています。


今回の企画会議の流れを、D&Iの実践例としてご紹介したいと思います。

  1. テーマ決定まで
    1回目はManaging Your Careerとして、ロールモデルを示し、2回目は女性が陥りやすい課題をロールプレイで示し、気づきの場としました。3回目は「これからリーダーとなるためにソフトパワーをビジネスに活かす」と進化しました。
    4回目は、リーダーとして求められるのは「多様な人の力をどうイノベーションにつなげられるか?」をテーマに、どんなコンセプト、フレーズが魅力的かを話し合い、その概念を共通イメージにするプロセスを大切にしています。違いを尊重し、一人一人の強みを認め、活かすことが、創造性につながり、そこからイノベーションが生まれる。そこには健全な本音の議論が不可欠であることから、D&Iのダイナミックスさ、D&Iリーダーとして避けて通れないものをテーマにしました。このテーマが決まるまで、納得できなければ、何度も本音で議論できるというのは、職場ではなかなか体験できない場であり、横の関係で議論ができることもプラスの要因です。
  2. お互いに成長を認め合える
    新しく入ったメンバーが、キャッチアップするには、それなりの時間が必要です。しかし、幹事企業になるという覚悟のもとに参加しているので、非常にポジティブな変容が見られます。経過を知っている人が、新しいメンバーへのサポートを喜んでしてくれます。また、自分のもつ人脈、情報をシェアする態度があります。D&Iは一企業だけでできるものではなく、一人でも多くのD&Iリーダーが増えてくることを期待するものです。
  3. ボランティアスピリット
    この度の3.11の震災により、各幹事会社もその対応に追われ、当初の開催日程を半年遅らせ、かつ参加費も可能な限り削減するという合意がなされました。企業主体とはいえ、それぞれが役割を持ってボランティア精神にあふれた運営になっています。
  4. 多様なメンバーと一つの想い
    メンバーはD&I担当者、NPO,イベント運営会社の社長です。其々の背景も違えば、立場も異なりますが、WSTの参加者の満足を得られ、その人たちのキャリアに役に立つものでありたいという想いは一つです。企業ごとにスタンダードが異なることもあり、手数がかかる場合もありますが、それも学びの一つと考えられています。

WST2008 Managing my Career キャリアの歩き方

2008年10月10日 @NTT-データ研修センター
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WST 2009 Inspire your career ビジネスに活かすソフトパワー

2009年12月4日 @東お茶の水ビル
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