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topNEWS&EVENT>2008年第1回オープンハウス
 

GEWEL OPEN HOUSE 2008 Vol.1
「チェンジ・エージェント(変革者)」としての女性とは。
ー女性のリーダーシップが企業を変えるー
=フクシマ 咲江さんをお迎えしてオープンハウス開催=

fukushima


GEWELは2月6日、新生銀行の会場をお借りして、恒例のオープンハウスを開催しました。今回お迎えしたのはGEWELのアドバイザーであり、人材革命など数多くの著書も出されている、コーン・フェリー・インターナショナル株式会社日本担当代表取締役社長のフクシマ 咲江さん。
チェンジ・エージェント(変革者)をテーマに講演して下さいました。

企業にはライフサイクルというものがあり、創業期、安定期、そして変革期と各々の時期に必要とされるリーダーシップがあるとフクシマさんはおっしゃいます。創業期は勿論、起業化精神のある人が必要であり、安定期になるとゼロから何かを作り上げるというより、むしろ管理者となれる人、そして変革期には、チェンジ・エージェントが必要になると。
では、チェンジ・エージェントとはどんな人たちなのでしょうか?
チェンジ・エージェントの資質として、専門性(仕事の経験、ビジネスセンス)、戦略的思考、危機管理能力、前向きな can-do attitude、そして異文化にセンシティブでコミュニケーション能力のあることなど様々な要素についてお話くださいました。

中でも、特に心強く感じたのは、女性もチェンジ・エージェントになる資質を十分持っており、企業から男女を問わないという求人もあるとのお話でした。男性は決断力があり、女性はよく気がつくというのは性格の違いであり、男性でも非常に気のつく人、また女性でも男性以上に決断力のある人がいるとフクシマさんは考えていらっしゃいます。男性に比べて職務経験(専門性)が少ないという点を除けば、女性もチェンジ・エージェントに必要とされる能力は全て持っているとフクシマさんはおっしゃいます。
自分の中に設けている性別の枠組みをはずして、果たして自分にどんな能力があるか、また何が欠けているかということを今一度考えてみることが必要ではないかと感じさせられました。

感想(一谷)



講演の様子

フクシマさんは、長年に亘ってExecutive Searchのお仕事をなさっているだけに、今回のテーマをまず「ダイナミックに変化する経営環境で生き残る企業に求められる人材」の視点からお話を始められた。

創業期を過ぎ、組織が成熟化し守り体制に入ると今までとは違った変化を積極的に受け入れるリーダーシップが必要となる。変化を受け入れ、活力に満ちた組織にするのが「チェンジ・エージェント(変革者)」の役割。


アメリカで「ダイバシティとリーダーシップ」の活動をしている私にとって、変革者の資質をまず個人の持つ特性から見る、いわゆる女性・男性というステレオ・タイプの切り口からでない見方に共感が持てた。経験が長く慣習に囚われている人は変革を起こすことが組織に支障をきたし、失敗すれば自分にとってマイナス要因になると思う。男性は、一般的にこの傾向にある。しかし、女性の場合には既存の考え方に囚われず変革をプラス要因として使うことが出来る。まさに、チャレンジがオポチュ二ティーを生むことになる。変革者としての女性は、変革を起こすことがマイナスでなくプラス要因ということに気づき、変革のためのスキル、ツールを身につけることが鍵となる。


フクシマさんの講演を伺って、日本でも「グローバルに国境を超えて活躍する人材」を求める時代が来たということを実感した。女性にとっては、今がチャンスでありこのオポチュ二ティーを逃すことなく「Can do attitude」で世界に通用する日本女性変革者が増えてくれることを望んでいる。

感想(建部)



講演

フクシマ 咲江氏 プロフィール

コーン・フェリー・インターナショナル株式会社 日本担当代表取締役社長

 フクシマ氏は、ハーバード大学東アジア言語文化学科で日本語講師(1974−1980)を務めたあと、米国系大手経営コンサルティング会社のブラックストン・インターナショナル株式会社(1980-1984)、およびベイン・アンド・カンパニー株式会社(1987−1990)のボストン本社および日本支社にて、コンサルタントとして勤務しました。1991年にコーン・フェリー・インターナショナル株式会社に入社、シニア・クライアントパートナーおよび日本担当代表取締役社長として、主に日本で営業する欧米企業に対して上級管理職の人材に関するコンサルティングを行っています。また1995年から2007年まで同社の米国本社取締役を務めました。

 人材・キャリア開発に関する執筆・講演は数多く、著書には「人財革命」(祥伝社)、「売れる人材」(日経BP 社)、「40歳までの売れるキャリアの作り方」(講談社)、「自信のなさは努力で埋められます」、「プラス思考のアメリカ人、マイナス思考の日本人」(ジャパンタイムズ社、共著)があります。またフクシマ氏は、エズラ・F・ヴォーゲルの「ジャパン・アズ・ナンバーワン」、デビッド・リースマンの「高等教育論―学生消費者主義時代の大学」の日本語訳にも携わりました。

 清泉女子大学文学部英文科卒業後、国際基督教大学大学院で日本語教授法研究課程を修了。さらにハーバード大学にて教育学修士号を、スタンフォード大学では経営修士号を取得しています。フクシマ氏は、2004年フォーチュン・グローバル200にランクされている27の日本企業中、2人しかいない女性取締役のひとりとして、多くの注目を集めました。日本スタンフォード協会理事、経済同友会幹事、また、ソニー(株)をはじめ多くの代表的な日本企業の社外取締役も務めています。


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